周麻酔期看護師は、麻酔の徹底した管理を、正確・安全に行うことのできる看護師のことです。従来、麻酔科医が不足しており、そのマンパワー不足を補うために設けられた職種となります。麻酔科診療全般(麻酔前、麻酔中、麻酔後)などに従事する専門職でしょう。しかし、日本の医療業界においては、周麻酔期看護師の教育養成は、まだ日が浅いため、組織や教育の標準化も今後一層、進めていく必要があります。周麻酔期看護師は、麻酔科医師だけでなく、他部署の看護師をはじめ、他の職種の専門家などともチームを組んで活動するため、高いコミュニケーションスキルも必要です。ですが、医療に関して日本は、様々な職種間での協力や連携に慣れていて、チームワークを取ることに長けているため、比較的チームによるコミュニケーション力の高さが発揮されやすいです。周麻酔期看護師は、あくまでも教育養成課程を設置しているそれぞれの大学の認定資格であることを覚えておきましょう。つまり、国家資格や看護協会が認定する資格ではありません。そのため、周麻酔期看護師になろうと考えた場合、大学院進学が必要になります。大学院に入学を希望する場合の要件としては、手術質等急性期療育における臨床経験が3年以上学資保有していること、が基本となります。大学院へ進学することで、以上のように専門資格も取得可能です。大学院によっては、働きながら進学することもできる場合がありますので、将来の自分のキャリアアップのためにも、可能性の道を広げることは大変有意義といえるでしょう。
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